初心者必見!! 都内で誰でも簡単にカブトムシをとる方法 ~前編~


 こんにちは!


今回は「都内で誰でも簡単にできるカブトムシの採集方法」を紹介します!

皆さんの中には「カブトムシってとるの難しいんでしょ?」とか、「都内でカブトムシをとるなんて無理!」と思っている方も多いのではないでしょうか???

しかし、実際は全くそんなことないんです!

小学生のころからカブトムシを毎年採集しまくっている僕からしてみれば、ペットショップなどで高いお金を払ってカブトムシを買うのは本当のもったいない!最近では店でカブトムシのオスメスペアで買うとなれば800円とかするみたいですね😵簡単に採れるのに…

ではなぜカブトムシ採集は難しいというイメージがついてしまっているのでしょうか?僕が思うに、一番のポイントは「そもそも生息地がわからない」というところだと思います。生息地がそもそもわからないからスタートラインにすら立てないというのは僕が最もよく耳にする話です。

それもそのはず、昆虫採集上級者であればあるほど自分の通っているポイントをほかの人に教えたがらないんです。理由は簡単、ポイントを教えてしまうと「自分がとれるはずだった虫がほかの人に取られてしまうから」です。また、教えた相手がまた別の人に教えてしまうことが繰り返されると、どんどん広まってしまい、最後にはポイントを荒らす悪質な採集者に知られてしまうかもしれません。採集者にとって自分のポイントを他人に教えることは「自分の家の合鍵を他人に渡す」ようなものなんです😰

しかし、最近ではネットの発達のおかげで都内の都立公園など、本当に有名なポイントは検索すれば簡単にみつけられるようになりました。ネットを駆使すればだれでも簡単に生息地がわかるようになったんです!都内の都立公園ならきちんと整備されていることが多く、小さな子供でも比較的安全に採集することができます。ただし、場所によっては採集禁止となっているところもあるので注意が必要です。

今回は都立公園のような、外灯があり、ある程度整備された場所での採集であることを前提にカブトムシの採集方法を紹介します!






・服装や持ち物について
 まず、服装については軍手、長袖長ズボン、長めの靴下を推奨します。いくら整備されているとはいえ、カブトムシが生息しているような場所はマムシなどの危険な生き物も生息している可能性があります。足元の草木から皮膚を守るためにも、暑いかもしれませんが、顔を除く全身を衣服で覆うことが大切です。靴については、運動靴か長靴になりますが、都内の公園くらいなら運動靴で大丈夫だと思います。
 次に持ち物についてです。カブトムシ採集において最低限の持ち物は採集したカブトムシを入れるケースと懐中電灯、これさえあれば何とかなります😙ほかに、高いところにいる個体をとるための捕虫網、スコップ、虫よけ、虫刺され薬、水分があるとよいです。ライトも予備を持っておくと故障や電池切れに対応することができます。

・カブトムシ採集の方法
 採集の方法は大きく分けて3つあります。1つ目は最もスタンダードな方法である、樹液に来た個体を採集する「樹液採集」。2つ目はカブトムシの光に集まるという習性を利用し、外灯などの光に飛んで来た個体を採集する「灯火採集」。3つ目はフルーツを発酵させるなどしてカブトムシをおびき寄せるトラップを作って仕掛ける「トラップ採集」。
 それぞれの採集方法にはメリット、デメリットがあり、上級者はその時の状況によってこれらを使い分けます。今回はこの中の「樹液採集」と「灯火採集」を併用するやり方を紹介します。

         
樹液採集
〈樹液採集〉
                               バナナトラップ
         〈バナナトラップ〉

   〈水銀灯〉


実際の採集方法!

下見編

・下見はとっても重要!
 カブトムシ採集において昼間の明るい時間帯に行う下見はとても重要になります。カブトムシは夜行性で6月から11月、特に7月終盤から8月中盤の夜7時から10時ごろに活発に活動します。ではなぜ昼間の下見が重要なのか???それは、『先ほど紹介した「樹液採集」をするためには樹液の場所を知っていなければできないから』です!あたりまえですよね。

・下見のやり方
 ではどんな木の樹液にカブトムシはやってくるのか???それは、『クヌギやコナラなどの常緑広葉樹』と呼ばれる木の樹液です!簡単な覚え方としては、「樹皮がゴツゴツしていてどんぐりのなる木」です。この木を重点的に見ていき、樹液の出ている場所を探します。昼間の樹液には、チョウやカナブン、スズメバチといった虫が集まっているので目印となります。また、地面に日が直接あたっている木よりも、昼でも薄暗く、じめじめとした場所にある木のほうが樹液が出やすい気がします。

幹

幹


・地形や経路も確認しよう
 下見の際、そのポイントまでの行き方や周辺の地形はしっかりと確認しておきましょう。夜の森は外灯がないところだと真っ暗で回りは全く見えません。迷子は本当に命とりです。しっかりと道を覚えておきましょう。また、整備された公園では、道に沿ってコンクリートの溝があることもしばしばです。落ちてケガなどしないよう、下見の時点でしっかりチェックしておきましょう。また、外灯の位置も把握しておくと「灯火採集」の際にスムーズに回ることができます。ただし、カブトムシはLEDの光にはあまり飛んできません。水銀灯を見つけておきましょう。

・下見の際の注意点
 下見をするのは昼間だからと言って森を甘く見てはいけません。マムシなどの危険生物には注意しましょう。特に昼間はスズメバチの活動が活発です。夏のスズメバチは秋のものと比べて温厚ではあるものの、刺してこないとは限りません。僕も以前、下見の際に目線より上の樹液に気を取られ、根元にいたスズメバチを刺激してしまい、危うく刺されそうになったなんてことがありました。スズメバチに刺されたとき用の応急処置としては「ポイズンリムーバー」という毒を吸い出すことができる器具があります。ひとつ1000円前後で比較的安価なので持っておくといざというときによいかもしれません。
 また、森の中は比較的涼しいとはいえ、夏は熱中症も心配です。水分はこまめに摂るようにしましょう。

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〈ポイズンリムーバー〉


次の記事ではいよいよ夜の採集編に突入します!

お楽しみに😁


一部の写真は月夜のきのこ園様から引用








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